CARE FOR ROSES 〜バラの手入れ〜
バラの増殖
挿し木でバラを育てる
ペットボトルの空きボトルを利用して挿し木
必要なもの
- ペットボトル:500ml(できるだけ底が平らで安定するもの)
- 台所三角コーナー用の水きりネット(メッシュタイプ)7cm角
- カッター
- 要らない割り箸(の、ようなもの)
- 培養土(清潔な土/赤玉小粒単用、鹿沼土小粒単用がお勧め)
- ミリオン(または根腐れ防止用のケイ酸塩白土):少量
- 水
- メネデール(活力剤)
- ルートン(発根促進剤)
- 下の図のようにペットボトルと培養土を準備します。あらかじめ水を入れて給水させて置いてください。
培養土は赤玉、鹿沼土の他、市販の「挿し木種まきの土」でも大丈夫ですが、軽くて扱いにくいので一番上に赤玉を1cmくらい入れて抑えると使いやすいです。
また、ミリオンは培養土に混ぜても、底に入れてもOKです。
図には「ネットより鉢底石や軽石がおススメ」とありますが、台所三角コーナー用のメッシュ水切り袋を7cm角くらいに切って飲み口部分の外側から被せて、ビニタイで止めるのが最新バージョンです。ちなみに内側に入れると根がネットに絡んで抜けなくなります。
- 挿し穂を準備します。
- 花を咲かせた後の枝、または夏(冬)剪定の枝を2節から4節に切り分けます。
- 5枚葉を1-2枚残し、あとの葉は切り取ります。
- 残した葉も蒸散を防ぐために半分に切ります。
- メネデール入りの水に漬け、水の中でカッターを使って切り口を再度そぎます。カッターがなければよく切れるはさみでもOK。一番下の1節は必ず葉を取ります。
- 挿し穂を挿します。
- 準備した培養土に割り箸で穴をあけます。
- 切り口(もちろん下側ですよ)にルートン(発根剤)を付け、半分くらいまで土に埋めます。
- 上から水をかけて落ち着かせます。
春・秋なら2週間から1ヶ月くらいで発根します。根が見えるまで、引っこ抜いたりしないでそうっとしておきましょう。触らなければそれだけ挿し木の成功率がアップします。
挿し木のポットあげ
右の写真は晩秋に挿したノアゼット系ツルバラの挿し木です。 本当はもっと根が伸びるまで待つべきだったのですが、根の成長の写真を撮るために引っこ抜きました。挿してから3カ月経っています。冬ざしは発根が遅いので辛抱強く待ちましょう!
左側の挿し穂の口にはカルスという、これから根になる白い塊がついています。気持ち悪いから〜とか言って取ったりするとNGです。
右側は根が3cmくらいに伸びています。
根を折らないように鉢あげしましょう。
- 3号から4号くらいのポットに一本ずつ鉢あげします。
- 培養土は赤玉小粒(6)と完熟堆肥(4)+ミリオンひとつまみ(追加:マグァンプKを2,3粒入れてもよさそう)でやっています。
- 根を押しつぶさないように少し浮かせるくらいの位置で持ち、培養土を根の周りに入れていきます。
- 挿し木が揺れないように少し深植えにします。
- メネデール入りの水で「そうっと」「たっぷり」水をあげます。
- 肥料は、芽が伸びて5枚葉が3枚展開するまであげません。
以上、挿し木にTRYでした^^
▼実際の写真 |
▼実際の写真(鉢あげ) |
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▲枯れかけたブール・ドゥ・ネージュを慌てて挿し木(細い〜!)。残念ながらこれはダメでした。やはり健康な枝でないと難しいですね。 |
▲こちらは紫燕飛舞のポットあげした様子です。夏剪定の元気な枝を挿したところあっという間にペットボトルの口から根がはみ出ました。このバラの根は細く沢山発根。育てやすかったです。1年半程育て、バラ友達に差し上げました。 |
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